「下足番を命じられたら、
日本一の下足番になってみろ。
そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」
(小林一三:実業家)
「おすすめ」
「逸翁自叙伝」
小林一三/著(講談社)
顧客とは創造するものなり。
電鉄事業に将来性を見た男はいかなる手を打ったのか。
沿線の土地買収、郊外宅地の開発と分譲、少女歌劇…。
誰も考えつかなかった生活様式を生み出した彼も、
若き日は仕事はしても評価はされず、
放蕩に明け暮れる問題銀行員と目されていた。
大正・昭和を代表する希代のアイデア経営者による自伝の傑作。